近年インターネットやSNSの普及もあって、人と面と向かって話す機会が減ってきました。
そんな中、人と話すのが苦手になっている人、通称「コミュ障」が増えてきています。
一体どうすればコミュ障を克服できるのでしょうか、今回は効果的なコミュ障克服のための方法をご紹介します。
コミュ障とは
コミュ障とは、コミュニケーション障害の略称であり近年よく使われるようになった単語です。
一般的な定義としては、人との何気ない会話をするにあたって、心理的苦痛を感じたり、またそうならないように会話自体を避けたりする人といった意味合いで使われることが多いです。
実際になんらかの障害を持つということを指す言葉ではありません。
要するに、人とコミュニケーションをとることが苦手な人です。
コミュ障になる可能性が高い人
自己主張できない人
自己主張できない人はコミュ障のレッテルを貼られることが多いです。というのも発言をしないので、コミュニケーションが苦手なのだと思われてしまうからです。
しかし、この手の自己主張が苦手な人というのは
・慎重に物事を考える人
・自信がない人
上記2パターンに分かれることが多いです。
慎重に物事を考える人の場合は、今考えているから後でまとめてから話す、という意思表示を前もってして会話に参加することが必要です。
いいアイデアや切り返しをせっかく持っているなら後からでも主張した方が、自分もスッキリしますし、相手も新しい考えを取り入れるきっかけにもなるので、メリットは大きいです。
一方で、自信がない人は過去に発言した時に批判されたトラウマや、意見を言っても全て却下されたり無視されたりした経験を持つ人が多いです。
自信がない人のパターンは非常に改善しにくいですが、何も無理して発言する必要はありません。自分が信頼出来る人がいるのであれば会話が苦手である旨を伝え、その場に同席してもらいましょう。
そうすることで徐々に会話に慣れていきましょう。
いきなり交流会に参加するなどの荒療治はかえって逆効果になることが多いですので、無理は禁物です。
空気を読みすぎる人
日本人にはこのパターンの方が一番多いでしょう。
空気を読む、というのは日本独特の文化です。
会話の流れや、その場の雰囲気に合わせて会話をするというのが日本では一般的です。
大概の場合、輪を乱したくないと考える方が多いので無難な意見や相づちでその場をのらりくらりと乗り切る人が多いです。
その場ではいいですが、後から正直にああ言えばよかった、こうしていればよかった、と後悔ばかりが増えてしまい結果的に会話自体を避けてしまうコミュ障の仲間入りを果たしてしまうわけです。
この場合は多少嫌われてもいいので自分の意見を主張するのがいいでしょう。
友達が減るかもしれない、などと怯える必要などないのです。
良くも悪くも今はネットで趣味の合う友達や、気の合う仲間と気軽に出会うことができます。
ヘコヘコ気を使って気に入らない仲間といるよりも自分の言いたいことを空気を読まずに言える環境を作るべきです。
自分に自信を持ちすぎる人
自分に自信を持ちすぎる人がコミュ障?と思った方もいらっしゃるでしょう。
実は自信を持ちすぎる人もコミュ障になる可能性は大いにあります。
自信というのはある程度必要です。
しかし、過剰に持ちすぎるということは会話の内容は往々にして偏見に満ち溢れた内容や、自慢話などに偏ります。
その結果、一方的なコミュニケーションに終始する結果うまく会話を営めず、これもまたコミュ障になる一因となりうるのです。
月並みに言われていることですが、自慢話や偏見の強い話は避けるのがいいです。
話し手はいいかもしれませんが、聞き手にとっては大層不愉快なことが多いです。
どうしてコミュ障になるのか
一概には言えませんが、コミュ障になる原因は近年のインターネットやSNSの発達に伴う過剰な人と人とのつながりが大きな原因であると考えられます。
以前は、人と人とのつながりは近年ほど近いものではありませんでした。
四六時中、情報に曝されることもなければ、連絡を一瞬で返さなければならない、なんてこともありませんでした。
現在の世の中は非常に便利です。
昔ではありえなかったことが技術革新によって叶えられました。
常に連絡が取れ、常に情報が得られる。
しかし、人間は時として人との繋がりを抜きにしてゆっくり休むことが必要な生き物です。
毎日膨大な情報量に曝され、人と会ったり連絡を取っていれば疲れてしまい、人と話すのも嫌になってしまします。
コミュ症を改善するための方法
上記でコミュ障について、その定義や原因などに触れてきましたが、具体的なコミュ障克服の方法についてご紹介していきます。
聞き手に回り、相手の話に共感する
コミュ障になってしまう場合は、自分が会話の中でどの立ち位置にいるのかわからなくなってしまうことが多いです。
ですので、聞き手という役割に徹することで自分が会話の一員であることを自分で認めましょう。
ここでただ聞いてるだけでは空気を読んでうなずいているだけのコミュ障に見えかねないので時々、「へーそうなんだ」「で、それからどうなったの?」などの返答を挟んで相手に共感してあげることが大切です。
そうすると、今まで空気だったはずのコミュ障が「聞き上手」の人間に生まれ変わることができるのです。
自己主張できる環境を作る
上記で、聞き手に回るということも大切だとお話ししましたが、やはり自分を主張したいという方も多くいらっしゃると思います。
その場合には、やはり自己主張できる環境を作ることが良いでしょう。
具体的には、共通の趣味や話題を共有出来る人間でグループを作りそこで自己主張をするのです。
グループの大きさは関係ありません。
自分が自己主張できる環境さえあれば、他のグループで話せなかったとしても「自分の得意な話題じゃないから聞き手に回ろう」「無理して話さなくても自分のグループで話せばいいや」と心に余裕を持つことができます。
まとめ
リソウノジブンの解答
・聞き手に回って共感し、聞き手上手を目指す
・自分の好きな話題を話せるグループを選んで参加する
いかがだったでしょうか?
もしあなたが少しでも人とコミュニケーションをとるのが苦手だな、
と感じる場合は是非上記の方法を実践してみてください!