あなたの将来のために!理想のキャリアパスの描き方

 あなたは将来どんな職業に就きたいのか、どの様に成長していきたいのか明確に考えたことはありますか?

正直数十年先の将来のことなんて、まだよく分からないからあまり深く考えてないという人が多いのではないでしょうか。

 

この記事では、そんなあなたの将来のために、目指す職業に就く事に役立つ「キャリアパス」という考え方をご紹介します。

キャリアパスとは?

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キャリアパスは大きく2つの考え方があります。

〇企業側から見て中長期的に社員に身に着けさせる能力・業務経験や職位の事。

〇個人側から見て将来目指す職業へ就くために進む道筋の事。

 

もちろんここで重要なのは個人側から見たキャリアパスの視点です。

しかし、いくら自分が将来のキャリアパスを好きに描いた所で、それを実現するための道筋がそもそも存在しなければ叶えることは出来ませんよね?

 

つまり、キャリアパスを描くという事は、企業側の社員育成の方向性と照らし合わせながらあなたが将来就きたい職業へキャリアアップしていく道筋の計画を立てる、という事です。

 

キャリアパスを考えるメリット

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自分のキャリアパスを設定することで数々のメリットがあります。

1.仕事へのモチベーションが高まる

理想とする職業に就きたいという目標があるため、それに向けて日々の仕事へのモチベ―ションを高めることが出来ます。

2.常に仕事で何をすべきか指針が持てる

キャリアアップのために仕事や転職のチャンスに迷わず飛び込んでいけるようになります。

3.長期的に年収を上げられる可能性が高まる

理想とする職業へ向けてキャリアを積み重ね、重要な仕事が出来るようになると年収は自然と上がっていきます。

 

もちろん、あくまでキャリアパスは計画なので失敗したり、他の職業の選択肢を失ってしまうといったリスクもあります。

しかし、社会で活躍できる大きなチャンスを得られたリ、上手くいかない場合にも身に着けたスキルを活かしてキャリアをカバーしたりも出来るため、人生の充実のために一考する価値はあります。

 

キャリアパスの描き方

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それでは、キャリアパスはどのように描いていけば良いのでしょうか。

次に具体的なキャリアパスの描き方について説明します。

キャリアパスを描くために、考えるべきことは大きく3つあります。

 

自分のキャリアのゴールを設定する

将来自分がどんな職につき、どんな人々と働き、どんな人生を送りたいのかを考え、それに合わせたキャリアのゴールを設定します。

多くの人を動かし企画を実現させる役職者、スキルを磨き上げ頼りにされる技術者、起業し自分の会社を持つ経営者など様々なキャリアがある中から本当に自分が目指したい職業はどれか考えてみましょう。

 

ここで重要なのがお金や社会的栄誉だけを考えてゴール設定をしないことです。

給料が良くて自分の納得いく生活が出来ても、周りの人間関係に苦労しながら働くような適性のない職業では理想のキャリアのゴールとは言えないからです。

 

自分の「本当に成し遂げたいこと」「自分がなっていたい姿」「大好きで得意なこと」といった、やりがいとモチベーションを持ち続けられる本音を基にキャリアのゴールを設定しましょう。

 

ゴールまでの道筋に必要なことを把握する

キャリアのゴールを設定したら、次はそのゴールに行き着くまでに必要なことを考えます。

どんなスキルを成長させ、どんな仕事の経験を何年くらい積んでいけばゴールに行き着くことが出来るのかを考えてみましょう。

 

そうすると、今度は今の自分に足りないものが見えてきます。

例えば海外で活躍したいなら英語を始めとする現地の言語が必要になり、起業家として活躍したいなら今後はITの知識が必要になってくるでしょう。

 

転職市場とスキルの価値を知る

キャリアのゴールを設定し努力をしたとしても、同じ会社のライバルに敗れたり、ポストが空かなかったりなど上手くいかないことは世の常です。

そのような場合でも同じ業界であなたを必要としてくれる会社や、磨き上げたスキルを求めている別業界の会社などで、あなたが設定したキャリアのゴールを達成できる場合もあります。

 

そういった保険をかけておくには、一つの会社だけで役立つスキルではなく、なるべく汎用的で希少価値が高いスキルを複数身に着けることが重要です。

 

例えばA(仮)さんがIT技術者として一角の人物になることをキャリアのゴールに設定したと想定しましょう。Aさんは新卒で入社した会社でシステム開発の管理職まで上り詰めることが出来ましたが、世渡りが上手い同僚に出世競争で敗れてしまったため昇進できず、キャリアのゴールを達成することが出来なくなってしまいました。

そんな状況でも、AさんはIT技術者では貴重な英語や中国語を話せるスキルを身に着けていました。すると現在の会社で今以上に活躍できなくても、海外企業の仕事を請け負っている同業他社や、海外進出している他業界の企業のIT部門などに転職し新たに活躍するチャンスを得ることが出来ます。

 

このように転職市場をにらみ、業界で価値の高いスキルを身に着けることで、当初描いていたキャリアのゴールへ向けて道筋を修正しながら進むことが出来るのです。

 

まとめ

リソウノジブンの解答

・自分が本気でやりがいとモチベーションを持てる職業を考える

・理想の職業をゴールに設定し、それに近づくための道筋を描く

・汎用的で貴重なスキルを身に着けることが重要

この記事を契機に是非一度ご自身のキャリアパスを考えてみてください。