「キャベツ」といえば近年、食前にキャベツを生で食べるダイエット法が話題になったり、レシピサイトで様々な調理法が投稿されていたりと見た目は地味ながらも栄養が高く人気のある食材です。
この記事ではキャベツダイエットの内容と、それに向いた調理法を紹介します。
キャベツダイエットとは?
キャベツは水分を多く含み、歯応えもあるため食べる重量に対し満腹感が得やすい食材です。
一玉276Kcalであり、一食分に用いられる200gでも44キロカロリーと、食べた量に対してカロリーをかなり低く抑えることが出来ます。
更に食べ方についてもサラダや千切りでの生食から、炒め物や汁物まで幅広いレパートリーがあります。
そのため他のダイエット法と比較してみても
・数多くの調理法があるため飽きにくい。
・他の食材と共に摂取する機会が多く、栄養が偏りにくい。
といった2つのメリットがあります。
ゆえに、毎日満腹感のある食事をとりながらも無理なく健康的に摂取カロリーを制限した食生活を送ることが出来ます。
その結果、「大きな負担なく気が付けば痩せていた」となる理想の状況を作り出せるのがキャベツダイエットなのです。
キャベツの栄養素
キャベツにはビタミンやカルシウム、葉酸などの栄養素や食物繊維が多く含まれています。
その中でも特筆すべきなのが、ビタミンCとビタミンUです。
ビタミンCはキャベツ100g中に44㎎含まれており、およそ一食に使うキャベツ200g程度で成人の一日に必要なビタミンC100㎎のうち90%近くもの量を摂取することが出来ます。ビタミンCには肌のしわ・しみを防ぐ抗酸化作用や、疲労回復・免疫向上などの効果があります。
ビタミンUの摂取量については特に目安はありません。胃や腸の調子を整え潰瘍などを防止する効果があるとされています。また、別名キャベジンとも言い、同名の胃腸薬を始め様々な胃腸薬の成分として用いられるほど効果が高い栄養素です。
ビタミンCもビタミンUもどちらも美容や健康にとって欠かせない栄養素です。しかし残念ながら水に溶けだしたり、熱に弱かったりといった性質があります。ビタミンC・ビタミンUといった栄養素を上手く摂取するにはこれらの欠点を上手く回避できる調理法が望ましいです。
キャベツのオススメの食べ方
【サラダで生食する】
千切りや一口大に切ってサラダとして食べます。
キャベツの栄養素を逃さず食べられる他に、歯ごたえがあるため満腹感が得やすいというメリットがあります。
ただ、切るだけなので手軽ですが、そのまま生で食べ続けると飽きやすいため、焼肉のたれで居酒屋のお通し風にしたり、レモン汁+塩などで味付けを変えてみたりすると続けやすいです。
また、食べる際にはビタミンが多く含まれている緑の部分を食べること、ビタミンを流出させないために水に長くさらさないことを注意しましょう。
※近年話題になった食前キャベツダイエットにも触れておきます。
食前キャベツダイエットとはキャベツ1/6玉程をざく切りにし、食前に生食することで普通の食事の量を減らすダイエット法です。効果的ではありますが、続けにくいため他のキャベツ調理法と組み合わせた食習慣を送ることをお勧めします。
【スープにして食べる】
スープにしてキャベツと一緒に汁も飲むことで溶けだしたキャベツのビタミンも摂取することが出来ます。
スープは水分をたくさん取ることが出来て満腹感が得やすいため、しっかり食べたいときにオススメの調理法です。
キャベツは塩やコンソメや味噌などを始め多くの調味料によく合います。ポトフ風にしてニンジンなど他の野菜と一緒に食べたり、味噌ラーメンに加えて具として食べたりといった調理法が手軽でおすすめです。
また、煮る際にはくたくたに煮込むよりは、ある程度キャベツの食感を残す程度に煮た方がビタミンを壊さないためオススメです。
キャベツダイエットの成功のために
リソウノジブンの解答
キャベツは栄養満点で低カロリー
生食からスープまで様々な調理法がある
飽きずに持続して食べ続けることが成功への近道
いかがでしょうか?
実は筆者も2か月ほどキャベツを中心とした食生活をしていたら、気が付くと体重が5キロほど落ちていたという経験があります。
このダイエットの成功のために大事なのは、栄養を偏らせないことと飽きずに持続させることです。
キャベツだけを食べるのではなく、料理の腕を上げるついでにと考えて色々な調理法を試しながらダイエットにチャレンジしてみてください!